森林が消失し続けると・・・
「石油や石炭と違い、再生する森の木々は限りなく使える」と思っていませんか?
「まだまだ世界中には、ジャングルが沢山あるのだから大丈夫…」と思っていませんか?
森林の消失は温暖化だけでなく、食糧問題とも大きな関係のある深刻な問題なのです。
進んでいく伐採
減り続けるジャングル
地球上に存在する陸地のうち、30%以上が森林でした。しかし、増え続ける人口に対して、広がる宅地や農業地の開拓が進み、さらに産業の発展に必要不可欠な資源として森林伐採が進んでいます。
現在では、森林伐採や環境汚染のために、1分間にサッカーコート20面分もの広さの森林が世界中からなくなっています。特に南米やアフリカでは、急激な森林伐採が進行していて森林の減少率は毎年増えています。
植林や緑化活動で森林の再生活動が行われていますが、失われていくスピードのほうが圧倒的に速く、このままでは地球上から森林がほとんどなくなってしまう日が来るかもしれません。
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原因
森林破壊は、人間による森林伐採と酸性雨や乾燥地域の拡大などによる深刻な環境破壊が大きな原因になっています。世界の現状では、木材は必要不可欠な資源です。
しかし、日本を含めた先進国では、木材を原料とする紙や包装などが過剰に利用され、簡単に捨てられています。日本が年間に輸入している木材の量からも、日本人が使う木材が森林破壊を促進させていることがわかります。
便利だから、手軽に使えるから、安いから、といってものを簡単に捨ててしまう、過剰な包装をする事は、資源となる木材と森林をより多く必要とするもったいない生活なのです。
どのようなエイリアンについて
農地と森林破壊
最近注目されているバイオ燃料の為に、大豆やトウモロコシといった穀物の値段が急上昇しています。この不足を補い、高値になった穀物でお金を稼ごうと、森を切り開き農地を広げる地域もあります。
温暖化や環境対策に友好的だと注目されているバイオ燃料の為に森林破壊や環境汚染が深刻化してしまっては、意味がありませんよね。
また、焼き畑による農業が行われているところもあります。焼畑を行うと石灰分が土壌に吸収され、一時的に農作物は育ちますが、雨が少ない地域では土地を乾燥させてしまうためやがて作物がそだたなくなります。
しかし、深刻な貧困に悩むところでは、焼き畑農業を行い少しでも食べ物を作らなければ生きていけないところもあるのが現状です。
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吸収源と温暖化
地球の持つ高機能システム「森林」
森林が作り出すのは、沢山の生物が暮していける豊かな環境と生物には欠かせない酸素です。よって自然のジャングルや森には、様々な種類の植物や動物で構成された生態系があり、その中を通る川や地下水によって酸素を多く含んだ栄養分豊かな水が海へと流れ込んでいきます。
海では陸地からの栄養分と酸素が様々な生物の生態系を助けています。海上では、雨を含んだ雲が生まれ、地球上の熱をコントロールしながらやがて雨や雪となって森林を潤してくれます。
森林と海の循環機能は地球上の温度と大気のバランスを保ってくれる炭素吸収源であり、大切な浄化システムなのです。このシステムの機能が弱り、どんどんと温暖化も進行してしまうのです。
森林が減り続けるとどうなるか?
このまま森林破壊が進むと、地球は人間の住めない星になってしまうかもしれません。それは地球のコントロールシステムでもあり、防衛機能でもある森林や海洋循環システムが、現在その力を急速に失っているからです。
ここ数年、異常気象が続いていたりクラゲが異常発生していたり、花粉症が一般的になってきたり…何かが変わってきているのはわかりますよね。その原因は、もちろん森林破壊や環境汚染など、人間が作り出している現在の地球環境です。特に温暖化は、地球の歴史上でもあまりにも急激に短期間で気温が上昇してしまっているため、大変深刻な状況なのです。
私たちが暮していける星であり続けるように、私たちがやらなければいけないこととは何でしょうか?
森林破壊を防ぐ方法と対策
森を作ろう
減ってしまった木々を、植林などの緑化活動で少しずつ元に戻していけば、森林破壊による環境への影響や温暖化の進行も防ぐことが出来ます。しかし、伐採や環境汚染によって植物が失われた土地は、乾燥したり農作物の過剰作付けなどによって森として再生する力を失っていることが多くあります。
成長速度の速い樹ばかりではなく、様々な大きさ種類の植物を植えていくことで、土地自体の力とそれを支える生態系をよみがえらせるのが、植林を成功させるポイントになります。
森は大きなジャングルばかりではなく、植木鉢や庭にも作ることが出来ます。自分の手で、小さな森を作ってみませんか?
日本の里山再生計画
世界の国々の中でも、国土に閉める森や山の割合が高い日本では、昔から人間が自然と共存するために作り上げた里山があります。これは、コンクリートや壁で仕切るのではなく、人間の暮す空間がこの先にあること、動物が自然に暮す空間がその先にあることをお互い理解して共有することで自然に生まれた仕組みなのです。
里山は、その先にある生態系や森林のシステムを守りながら、人間の生活空間にも必要な栄養や雨をもたらし、さらに自然現象から守ってくれます。
コンクリートや壁には耐久年数がありますし、動物や自然の生き物には理解しにくい境界線ですが、里山には耐久年数はありませんよね。
今、森林破壊の対策として、この画期的な里山の仕組みを復活させる活動が進められています。
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